おばあちゃんの肘鉄
先日、実家に帰った時に面白い話を聞いた。
わたしのおばあちゃんはデイサービスに行っているのだが
そこでは肘鉄をくらわしてくるおばあちゃんがいるのだという。
うちのおばあちゃんは101歳。なかなかの高齢であり、なかなか攻撃を加えようとは思えないのが普通だ。
でも、おばあちゃんに対して肘鉄をくらわしてくるおばあちゃんがいる。
同年代になれば関係がないのだろうか
「おばあちゃん」と「肘鉄」、関連性のない言葉なので違和感を覚える。
肘鉄をくらった、うちのおばあちゃんは
「オラも負けちゃぁいんだ。」
と言っていた。
攻撃し合うおばあちゃん達。
わたしの中で、おばあちゃんに対する概念は変わった。
「おばあちゃん=穏やか」これは違う。
「おばあちゃん≠穏やか」なのだ。
攻撃し合うおばあちゃん達は、仲の良い2人ということになってるらしい。
わたしはその光景を想像すると楽しくなる。
身近で平和な戦争が起きていたようだ。
わたしも強いおばあちゃんになり……たくない。